自由アレンジ あったかひざサポーター
「締め付ける商品は締め付けが強くて履けないから靴下を切って履いています。」
お客さまからのご要望で締め付けない上に保温力もあり、多機能な商品開発をしようと商品開発が始まりました。
まずは、ゆったりと着用できる事を基本として、機能性を高める工夫をしました。
履き口はゆったりで締め付けないが、ふくらはぎから足首部分にかけては太ももよりも細くなるのでどうしても生地が余ってしまう事を解消させる為に編み分けの技術を応用をすることで対策をすることができました。
絶対条件としてはきつくないが緩くもないという部分を試作を重ねてたどり着いたのが、部分編み分け技法です。全体を締め付けると窮屈に感じてしまうので、パイル編みを編み分けることで少しだけ締め付け感がアップし足首部分にフィットするようになりました。その結果太もも部分は伸びて、足首部分は生地が余らないあったかサポーターを製品化することができました。
あったかひざサポーターの特長
1:パイル編み裏起毛で暖か保温
保温力を高める手法としてパイル編みというタオルの表面の様な技法を使用しますが、それだと肌に糸が直接当たるので着用時あったかく感じにくくなってしまいます。その為、起毛させることで肌触りも柔らかくなり、保温力を維持することができるようになります。
2:2.裾ヘム編み
靴下製品の難点として履き口と裾部分が締め付けが強くなってしまうので履き心地が悪くなってしまうという点があります。
その難点を解消させるために裾部分には、ヘム編みという1重編みの技法を取り入れています。通常生地を折り返して裾を作るのですがそれでは2枚の生地で覆う事になってしまい締め付けが強くなってしまいます。その部分を1枚の生地だけで形成することで、締め付けを緩めるだけではなくフィット性も向上させることができます。
3.着用アレンジ変化
あったかひざサポーターは、ひざ部分を保温するサポーターとなっていますが、着用場所によってさまざまな部位で使用することができます。
ひざ全体を包み込む履き方から、足首のみを温めたり、室内ではオープントゥタイプにすることで、暖かく滑らずにあることもできます。
また従来からあるふくらはぎ着用サポーターと併せて内側に着圧サポーターを履いて上から重ねることで段階着圧の機能性と肌触りの良いコットンと保温能力のあるあったかサポーターは相性が良い組み合わせとなっております。